今回は鉄道方式のガイドレールの道路への適用を考えていきます。
路面電車もありますが今回は除外して所謂新交通システムに関する検討となります。
新交通システムでは次の2パターンの方式があります。
・側方案内軌条
・中央案内軌条
側方案内軌条はゆりかもめや広島市のアストラムラインが該当します。
中央案内軌条は札幌地下鉄南北線が該当します。
これを道路へ適用すると下の図の感じでしょうか?
新交通システムのガイドレールをそのまま適用したものの実用化例としてはガイドウェイバスが挙げられます。日本では名古屋ガイドウェイバスが該当します。
これに関してですが実用化されているものは基本的に専用道を敷設しています。
既存の適用した場合には横断歩道や二輪車(バイクや自転車)の走行を考慮しますと道路にこういった構造物があると問題になってくることが容易に想像できます。
今回の検討では既存の道路への適用や歩行者・自転車等の交通弱者への影響を可能な限り低くしたいと考えています。
鉄道(新交通システム)のガイドレール では汎用的な使い方が難しいという事もあり別の方式を検討する必要がありそうです。