以前当ブログでステハゲチャンネルのオワコン化を取り扱いましたが今回はその後の2022年度についてどうだったのかを振り返りたいと思います。
まず髪の毛を金髪に染めました。
そして動画も継続して投稿するのですが本人が思った程は伸びなかったみたいです。
個人的に見ていた所感として2022年4月27日投稿「「働く」ということ」という案件動画があるのですがこれが伸びずその後の再生数に悪影響を与えたと考えています。
この動画は案件動画で請求書の現金化という消費者金融のようなサービスの紹介動画です。
これ以前の案件動画はまだステハゲさんと関係のありそうなものでしたがこれに関しては発注元のペイトナー株式会社がチャンネル登録者や再生数がそれなりにあるYoutuberにオファーを出して、その中の一人であったステハゲ氏が金額を見て引き受けたものと考えられます。
他のYoutuberも案件動画は伸びないものですがこれに関しては目先の利益に飛びついた結果視聴者離れを起こしたようです。
この動画の投稿後は新しく出した動画の再生数が思うように伸びなかったみたいです。
現在ではそれなりに再生されていますが「米津玄師 感電」という動画は当初は4万再生程度であり(ステハゲさん的に)それなりの内容で作成したつもりが思った程再生されなかったのだと考えられます。
そうでなくとも動画投稿はお金のために嫌々やっていたらしく2022年5月22日の投稿を最後に2021年9月以来2度目の配信への逃亡を図りました。
さて配信への逃亡は2か月程度であり8月12日には動画投稿を再開するのですが配信の方は「Youtubeライブ」⇒「Twitch」⇒「ツイキャス」⇒「ふわっち」と配信プラットフォームを変えながら活動をしていました。
なぜこのように配信プラットフォームをころころ変えたのかというと収益的なものです。
Youtubeのライブ配信は1回目と同じプラットフォームでありステハゲチャンネルでの需要がない事から早々に配信プラットフォームを変更しました。
そしてTwitchです。
Twitchに関しては休止期がありながらも2022年6月から現在まで続けています。
Twitchは投げ銭の他にサブスクライブといって月額会員プランをユーザーが加入できます。
投げ銭についてはTwitchで配信を開始した最初はかなりの高額の投げ銭が投げられました。
キャプチャ画像の右側の歴代トップ支援者という部分が投げ銭に当たるのですが7万ビッツ程投げられています。
ビッツというのはTwitch内での投げ銭の単位で1ビッツ=1円です。また投げ銭の還元率は100%のため7万円ほど投げられていることになります。
ただしこれは初月に投げられた後は全くと言っていいほど投げられなくなりました。
一応数か月後に確認した時にはさらに7万ビッツ程投げられていたのですが金額的にはこれだけでやっていくのは厳しいといった感じです。
ちなみにステハゲさんへ高額投げ銭をする人はほぼ決まっており投げ銭の収益はその人たちが投げるかに大きく依存しています。
そしてもう一つのサブスクライブですがこちらは月額4.99ドルとなっており、変動はあるのですが最盛期は120人以上の月額会員がいました。
サブスクライブの特典についてですが、ステハゲさんは過去の配信(アーカイブ)を全てサブスクライバー限定にしています。またコメントの横にサブスクライブの加入期間が表示されたりもします。
こちらは配信者への還元率が50%となっています。最盛期には120人の月額会員がいましたので、
120(人数)×4.99(ドル)×130(為替)×0.5(還元率)=38922円
となりこれが毎月は入ってくることになります。
ただし現在(2023年5月時点)のサブスクライバーは70~80人程度であり80人の月額会員がいると考えた場合毎月の収入は25948円となります。
次にツイキャスです。
ツイキャスに関しては2022年8月12日から9月15日までの1か月間配信をしていました。
ツイキャスは収益手段として再生数(お団子)・投げ銭(お茶爆)・メンバーシップ・公式ストアとありますがステハゲさんが収益としていたのは再生数(お団子)・投げ銭(お茶爆)となります。
ステハゲさんはツイキャスではメンバーシップは行っていませんでした。また公式ストアによるコンテンツ販売も行っていませんでした。
再生数(お団子)というのは視聴者からの「アイテム」受け取りの他に録画の視聴でも集めることのできるもので報酬にすることができます(付与基準は運営非公開)。
アイテムは有料・無料とあり投げ銭に該当しない無料アイテムが投げられた場合でもお団子を集めることで報酬にできます。
投げ銭(お茶爆)は「特別収益対象アイテム」というもので有料のアイテムとなります。還元率は7割となります。先ほどの画像の場合、お茶爆100が25個、お茶爆50が16個となっており計算レートは、
・お茶爆50=500ポイント=350円
・お茶爆100=1000ポイント=700円
・お茶爆500=5000ポイント=3500円
のため
350(円)×16(個)+700(円)×25(個)=23100円
が投げ銭収益となります。
これも投げ銭はありましたがこれだけでやっていくのは厳しい金額のものでありステハゲさんはツイキャスを辞めてしまいました。
そしてふわっちを始めます。
ふわっちに関しては2022年9月7日から10月までの1か月間配信をしていました。
いつまでやっていたのか正確に分からないのはステハゲさんが配信履歴を最初しか残してくれなかったからです。
ふわっちは投げ銭で収益を得ることができます。
ふわっちのアイテムは常設のもの以外はアイコンが変わるらしくキャプチャ画像の場合バーガー(120円)が55個あるという他にいくつか投げられているアイテムの購入価格が分かりませんでした。
ふわっちの配信者への還元率は50%なのでバーガーの場合で考えると収益は
120(円)×55(個)×0.5(倍)=3300円
となります。
ちなみにふわっちに関しては辞める直前に偶々配信を見ることができました。
その時の配信ですがキャプチャしています。
投げ銭に関しては1100円する花火が一つ投げられています。
そのほかいくつかアイテムが投げられていますが当時アイテムリストを見ながら計算したところ凡そ2000円でした。
このうち半分が配信者への収益となるため1000円が収入です。
配信時間が111分であり最終的にこの金額が増えることは無かったため結果120分で1000円、つまり時給500円の配信だったことになります。
こうしてふわっちからも撤退して配信についてはTwitchのみとなりました。
2022年6月から7月にかけてはYoutubeで動画を投稿せずにTwitchだけで配信活動をしていたのですがその結果Youtubeの収益はというと
ソーシャルブレードというサイトで確認すると6月の再生数は39万8千再生となっていました。
1再生を0.4円として計算すると15万9200円となります。
その前の月は99万7900再生であり収益にすると39万9160円ですので24万円近くの減収となります。
配信でこの差を埋めることができなかったためYoutubeの動画を渋々再開するのですが当初は配信を諦められなかったのか配信の切り抜きという形で動画を投稿します。
この切り抜き動画スタイルは画質も荒く単純に面白くなかったです。
再生数もあまり伸びず敢え無く通常の動画スタイルに切り替えます。
配信に関しては同時並行で行う形となりました。
この辺りからオワコン化がさらに進んだと思わせる再生数の動画が出てくるようになりました。
というのも以前であればありえない2万再生台の動画が出てくるようになったからです。
そして10月12日からは毎日投稿を始めます。
いつまで続くかと思いましたが毎日投稿に関しては11月19日まででした。1か月間は継続できたという事になります。
毎日投稿をしてはいましたが再生数はやはりあまり伸びていない印象です。
とは言うものの動画が投稿されると過去動画が再生されて雪だるま式に再生数は増えるみたいで結果には表れていました。
11月の再生数は535万1045回となっており1再生0.4円とすると月収214万0418円となります。
そして11月から12月ですが世間ではワールドカップが盛り上がっていました。
サッカー好きのステハゲさんもワールドカップの動画を投稿します。そして伸びます。
ワールドカップ期間中はサッカー系Youtuberはだいたい皆が再生数は伸びた思いますがこうやって見るとW杯バブルというのはすごいものです。通常動画との落差にも驚きます。
個人的にステハゲさんの強かった点として元々無編集スタイルであったため試合後にすぐに動画を投稿できたというのがあると思います。
この頃のステハゲさんの動画のサムネイルを見ていくと文字を入れるようになったりと以前の様なYoutubeにアップロードした際に適当表示された動画内の画像キャプチャから選んだようなサムネイルからは少し進歩しています。
という事でサッカーバブルにも乗って年末まで日本代表が負けた後もW杯ネタの動画を投稿していました。
年が明けて2023年1月ですが大学入試の季節となりました。
という事で大学入学共通テストの動画を投稿します。
2023年2月にはショート動画も試験的に投稿します。
しかしこれは収益的に不満だったらしく投稿するのは同じ月でやめてしまいました。
ショート動画の内容としては過去動画の切り抜きです。
ショート動画以外では通常動画においてキラーコンテンツの中央大学ネタを投稿します。
またサッカー日本代表の三笘薫選手に関する動画も出します。これがなぜか伸びました。
さて2023年3月ですが3月というのは広告単価が高い時期という事もありステハゲさんも稼ぎ時と言わんばかりに毎日投稿を行います。
3月前半はご自身が鈴木福さんに似ているという事をネタにした動画が伸びました。
3月後半も大学受験ネタ、野球(WBC)ネタなどを投稿します。
3月の再生回数は187万156回の再生となり1再生0.4円換算で収益は74万8062円となりました。
これで2022年度の振り返りが完了となります。動画の想定年収は630万円~840万円となります。
メンバーシップ及びサブスクライブでの月額会員収入は推定96万です。投げ銭収入は推定30万円です。
ここで終わりでも良いのですがこれを書いているのは2022年5月初旬であり2023年4月の内容までは分かっています。
そしてこれが書き留めておいた方が良いと思えるものでしたのでこのまま書いていきます。
動画について4月7日までは毎日投稿をしていました。
内容としては他のYoutuberに関する動画が多いです。
そして後半に行く前に少し喋りたい動画があり、それが2023年4月5日投稿の「【高みの見物】安月給でこき使われる新社会人達、息してるか~^^??wwwwwwww【社畜】」という動画です。
3月の後半から徐々に再生回数が下がっていたのですが4月はさらに再生数が下がることになりました。
その決定打になったのがこの動画ではないかと思うのです。
内容としては新社会人を煽りつつ最後はフォローするという最近のステハゲさんのフォーマットに沿った動画なのですがどうも視聴者離れのきっかけになった気がします。
いや、なんか実際に大学生だった人が仕事を始めるようになってから見るとイライラというか滑稽というか、見なくなるきっかけにはなりそうだなと思う動画でした。
そして直近のステハゲさんの動画ですが次の様になっています。
3万再生を超えている動画が2本ありますが一つ目の2023年4月24日投稿のステハゲさん自身が受験した時の中央大学の英語の問題を解くという動画については、前の動画とは10日空いていてその分チャージが溜まっており、また中大というキラーコンテンツでもあり3万再生に到達したものと考えられます。
その次の二つ目の2023年4月25日投稿のBFランクの大学(八戸学院大学)の数学の問題を解くという動画は中央大学動画の翌日投稿でかつ受験ネタでもあるため伸びたのだと考えられます。
書いている時点で最も新しいニコニコ超会議へ行ってきたという動画(2023年5月1日投稿)はTwitchの切り抜きであり面白くはないのですがそれでも1日経過時点で1.1万再生というのは今まででは考えられない数字です。今までであれば1日経過時点で2万再生は超えていました。
というか2023年5月1日時点でステハゲさんの投稿する動画の再生数が2023年3月の動画と比較して半減しました。高評価数・コメント数も半数以下となりました。
たった1か月での変化です。
そして当のステハゲさんはというと再生数が落ちたショックからなのかTwitchで配信して現実逃避をしています。
ただ生活できるだけの収益を出しているのはYoutubeな訳でTwitchに逃げてもどうにかなるわけではないです。
尤もこれは少し気の毒なところであり今までは無編集の動画でも再生数が取れたこともあり甘えてしまったのではないかとも思えます。
2023年4月の前半に他の大学生系Youtuberの名前を出してだらだら喋っていましたが名前を出されたYoutuber達は字幕テロップを付けたりカット編集をしたり動画を見てもらう工夫や努力をしている訳です。
現在のよく知らないおじさんが部屋でぼそぼそしゃべる動画というのは字幕テロップやカット編集、動画の右上や左上にあるガイドテロップも無い事からたまたま新規で見た人がいたとしてもすぐに離脱してしまう可能性が高いと考えられます。
今のステハゲさんのスタイルでは新規が入る可能性が低いため古参を相手にやっていることになりますがこれ以上客離れを起こすとYoutuberとしてやっていくのは厳しいと思います。
ステハゲさんに新規が入らなくなったと個人的に想定しているのは最初にゲーム配信を始めた2021年9月頃と考えています。そこから現在まで1年半、舐めた動画スタイルでもやって来れましたしもう少しだけできると思う事から2年くらいは過去の遺産で何とかなるだろうと見ています。
その意味ではよく持った方だと思いますしこうして原稿が書けるのも動画を投稿されているからなので感謝したいです。
続き待ってます