カタールW杯の第2節、日本VSコスタリカ戦が11月27日19:00（カタール現地時間 13:00）に行われ０－１でコスタリカが勝ちました。
個人的にものすごくむかついたのと後出しじゃんけんにならないように次のスペイン戦（12月2日4:00 カタール現地時間 22:00）の前にいろいろと言っておこうと思います。
取り敢えず現在のグループEの対戦結果を出しておきます。
| グループE | スペイン | ドイツ | 日本 | コスタリカ | 勝ち点 | 得失点差 |
| スペイン | ー | 1-1 | 最終節 | 7-0 | 4 | +7 |
| ドイツ | 1-1 | ー | 1-2 | 最終節 | 1 | -1 |
| 日本 | 最終節 | 2-1 | ー | 0-1 | 3 | 0 |
| コスタリカ | 0-7 | 最終節 | 1-0 | ー | 3 | -6 |
そして日本が決勝トーナメントへ進出できるかの表は以下のようになっています。
| 上位2チーム | ドイツ勝ち | 引き分け | コスタリカ勝ち |
| 日本勝ち | 日本、スペイン | 日本、スペイン | 日本、コスタリカ |
| 引き分け | スペイン、日本orドイツ | スペイン、日本 | スペイン、コスタリカ |
| 日本負け | スペイン、ドイツ | スペイン、コスタリカ | スペイン、コスタリカ |
日本がスペインに引き分けてドイツがコスタリカに勝った場合の2位通過がどうなるかは下の表のようになります。
| 日本引き分け | ドイツ勝ち | グループE 2位通過 |
| 0-0 | 1-0 | ドイツ（総得点数） |
| 1-1 | 1-0 | 日本（直接対決の結果） |
| 1-1 | 2-0 | ドイツ（総得点数） |
| 1-1 | 2-1 | ドイツ（総得点数） |
| 1-1 | 3-1 | ドイツ（得失点差） |
| 1-1 | 3-2 | ドイツ（総得点数） |
| 2-2 | 1-0 | 日本（総得点） |
| 2-2 | 2-0 | ドイツ（得失点差） |
| 2-2 | 2-1 | 日本（直接対決の結果） |
| 2-2 | 3-1 | ドイツ（得失点差） |
| 2-2 | 3-2 | ドイツ（総得点数） |
グループリーグの順位は勝ち点・得失点差・総得点数・直接対決の結果・フェアプレーポイント・抽選の優先順位で決まります。勝ち点が同じ場合、得失点差→総得点数→直接対決の結果という順番で見ることになります。
さてコスタリカ戦の話の前にですが管理人はサッカーW杯に関しては日本の一般的な感覚や行動に近いという自負があります。
そんな管理人は2014年のブラジルW杯を最後に見なくなりその後は2018年のロシアW杯で日本が善戦してベルギーに決勝トーナメント1回戦で2-3で敗れたことをニュースで知ったくらいでした。
当然ですが今回のワールドカップもアジア最終予選はリアルタイムでは見ておらず（そもそも放映権の関係でホームゲームしか放送されなかった）、カタールW杯グループE第1節の日本ードイツ戦も翌日のニュースで結果を知りました。
しかし何と日本がドイツ相手にジャイアントキリングをしてしまったがために、にわかに浮足立ってコスタリカ戦はリアルタイムで最初から最後まで見てしまったわけです。日曜日の夜7時という見てくれと言わんばかりの時間にキックオフでしたし・・・
で結果は知っての通りで、後半36分にDFの主将・吉田麻也の甘いクリアボールを相手に取られて失点してゲームセット。コスタリカ唯一の枠内シュートが決勝点となってしまいました。
負けた瞬間は「何してんねん！」と思ってすぐにテレビを消してしまったのですが時間が経つにつれてどんどんとイライラが増幅してきました。
ここまでムカついているのも管理人は当初、まあ日本がドイツに勝ったという番狂わせがあったようにコスタリカ戦も何かが起こらないとも限らないので引き分けでも良いかと思って見ていました。そしたら予想を下回る最悪の結果となってしまったからだったりします。
にわかサッカーファンとして好き放題言うならば「ムカついたので次の試合に吉田選手は懲罰で出さないでね♡」という感じですが冷静に考えれば日本が1点でも得点していれば最悪の結果は免れたわけで決定力不足という20年以上日本代表に言われていることが一番嫌な形で今回も露見してしまったようにも思えます。
対スペイン戦の話の前に1998年のW杯初出場以来の日本代表のグループリーグでの対戦成績を掲載しておきます。
| グループH | アルゼンチン | クロアチア | ジャマイカ | 日本 | 勝ち点 | 得失点差 |
| アルゼンチン | ー | 1-0 | 5-0 | 1-0 | 9 | +7 |
| クロアチア | 0-1 | ー | 3-1 | 1-0 | 6 | +2 |
| ジャマイカ | 0-5 | 1-3 | ー | 2-1 | 3 | -6 |
| 日本 | 0-1 | 0-1 | 1-2 | ー | 0 | -3 |
| グループH | 日本 | ベルギー | ロシア | チュニジア | 勝ち点 | 得失点差 |
| 日本 | ー | 2-2 | 1-0 | 2-0 | 7 | +3 |
| ベルギー | 2-2 | ー | 3-2 | 1-1 | 5 | +1 |
| ロシア | 0-1 | 2-3 | ー | 2-0 | 3 | 0 |
| チュニジア | 0-2 | 1-1 | 0-2 | ー | 1 | -4 |
| グループF | ブラジル | オーストラリア | クロアチア | 日本 | 勝ち点 | 得失点差 |
| ブラジル | ー | 2-0 | 1-0 | 4-1 | 9 | +6 |
| オーストラリア | 0-2 | ー | 2-2 | 3-1 | 4 | 0 |
| クロアチア | 0-1 | 2-2 | ー | 0-0 | 2 | -1 |
| 日本 | 1-4 | 1-3 | 0-0 | ー | 1 | -5 |
| グループE | オランダ | 日本 | デンマーク | カメルーン | 勝ち点 | 得失点差 |
| オランダ | ー | 1-0 | 2-0 | 2-1 | 9 | +4 |
| 日本 | 0-1 | ー | 3-1 | 1-0 | 6 | +2 |
| デンマーク | 0-2 | 1-3 | ー | 2-1 | 3 | -3 |
| カメルーン | 1-2 | 0-1 | 1-2 | ー | 0 | -3 |
| グループC | コロンビア | ギリシャ | コートジボワール | 日本 | 勝ち点 | 得失点差 |
| コロンビア | ー | 3-0 | 2-1 | 4-1 | 9 | +7 |
| ギリシャ | 0-3 | ー | 2-1 | 0-0 | 4 | -2 |
| コートジボワール | 1-2 | 1-2 | ー | 2-1 | 3 | -1 |
| 日本 | 1-4 | 0-0 | 1-2 | ー | 1 | -4 |
| グループH | コロンビア | 日本 | セネガル | ポーランド | 勝ち点 | 得失点差 |
| コロンビア | ー | 1-2 | 1-0 | 3-0 | 6 | +3 |
| 日本 | 2-1 | ー | 2-2 | 0-1 | 4 | 0 |
| セネガル | 0-1 | 2-2 | ー | 2-1 | 4 | 0 |
| ポーランド | 0-3 | 1-0 | 1-2 | ー | 3 | -3 |
現在の日本代表に近いのは2006年ブラジル大会と2014年南アフリカ大会でしょうか。
どちらも崖っぷちに追い込まれてグループリーグ突破のためには最終節でグループで一番強い相手を倒さなければならないという状況になり見事に散りました。
この時について追い込まれた状況の中、テレビではほとんど願掛けのような日本勝利という希望的観測をしきりに喧伝していました。そして負けた次の日にお通夜のように結果を伝えていました。
そしてこのメディアによる実力以上のサッカー男子日本代表の取り上げ方と当然のように期待に応えられない日本代表に嫌気が差して怒りとともに関心が急速に失われサッカーを見なくなりました。
2014年のブラジルW杯以降に見なくなったというのも理由がありその頃からYoutubeといった新しいメディアが台頭してきました。それまでは管理人に限らず多くの人がメディアの王様であったテレビを嫌でも見ており、そのテレビがサッカー日本代表を取り上げていたからこそ管理人も癇癪を起こしながら試合を見ていた訳です。
しかし現在は娯楽の多様化と共に世間的なサッカー人気というものは下火になってきました。そんな矢先に今回のワールドカップでドイツに大金星を挙げるといった快挙を成し遂げたために管理人のようなにわかサッカーファン達が浮足立って次のコスタリカ戦を観戦した結果惨敗だったわけです。
そんとなく期待させただけにがっかり度合いも大きいです。勝手に期待しただけと言われてしまえばそれまでですが。
ちなみにコスタリカ戦は平均世帯視聴率42.9％、瞬間最高視聴率53.8％で今年放送された番組の中で最高の数字だったそうです（リンク）。
次のスペイン戦についてですが最終節の日本ースペイン戦とドイツーコスタリカ戦は同時刻のキックオフです。
相手のスペインの立場に立つとグループリーグ突破の可能性は高いですが万が一の事（日本とコスタリカが勝利する）があるとグループリーグ敗退の危険があるため主力を温存して舐めプをしてくれるという可能性は低いと思われます。もちろんグループリーグですので疲労や決勝トーナメントを見据えてのメンバー交代はあると思いますが日本もけが人*がいるので何とも言えないところです。
＊冨安健洋、酒井宏樹、遠藤航の3名。酒井選手と遠藤選手は欠場の可能性が高く、富安選手はもしかしたらといった状況。
一応、1点以上スペインがリードしている or 前半終了時点で2-0といったスコアでドイツが優勢であるといった情勢であれば攻撃の手を緩める可能性もありますが、そもそも日本としては引き分け以上でなければグループリーグ突破の可能性がないという本当に絶対に負けられない戦いという情勢です。
そんな中でもしスペインが攻撃してこないという事があればそれは裏を返せば守備に徹するという事であり大事なところで決められない日本代表がゴールできるのかとても微妙な気がします。
管理人は全く期待していませんが勝負に絶対は無いですので今後の展望についても勝ち引き分け負けのパターンで検討したいと思います。
まず日本がスペインに勝った場合ですがサッカー人気復活は間違いないでしょう。というかそれくらい相手が強いです。よく知りもせず偉そうなことを言うのもどうかとは思うのですが、
スペインに引き分け以上ってコスタリカに勝つより難しくないですか！？
本当にコスタリカ戦に負けたことが絶体絶命のピンチを招いています。
次に引き分けた場合ですがグループリーグを突破するか否かで変わります。
仮に決勝トーナメントに進んだ場合、ベスト16の壁を越えてられるかどうかで今後の代表人気が変わってくると思います。
ベスト8以上になればなんやかんやで今より人気になるでしょうし、決勝トーナメント1回戦負け（ベスト16止まり）であれば失望する人の方が多い気がします。
引き分けてグループリーグ敗退であれば元の木阿弥で代表人気が下火になります。
最後に日本が負けた場合ですが言わずもがな闇黒の4年間が始まります。
次のスペイン戦の管理人の予想は1-3で日本の負けです。
期待に応えてくれない日本代表ですがもし勝ったら掌を返して謝罪しますので頑張っていただきたいです。がんばれ日本代表！
2022年12月2日（金）追記 何と日本勝ちました！
はい、先ずは謝ります。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
いやー、まさかスペイン相手に勝利するとは思わなかったです。
どうせ負けるだろうと思いつつ5時40分頃に起きて観戦していたのですが（二度寝した）、日本がリードしておりそのまま日本代表が勝ちました。おかげさまで時間が経つにつれてイライラも収まりどうでも良くなってきました。
本当にありがとうございました。